日本画|外山 真起子/Makiko TOYAMA Makonekoの、あのね(44)

外山真起子

たまには 絵の話をしよう

2014/10/15

ずいぶん昔のことです。
「コレは何?コレって絵なの?」
ブリジット・ライリーの作品を初めて見た時(もちろん図版です)
モンドリアンやミロは見ていても、
それとは違って、嫌悪感を伴っての衝撃でした。
時が経って、今、思うのは、
 私にとって、その作品には未知の世界観があって、知らないものへの嫌悪感だったのでしょう。


 画廊の隅とかに他の展覧会の案内ハガキを置いている。
 時折、目に止まったハガキを持って帰る。

そして、部屋の棚のはじにセロテープで貼ったりします。

そのうちの一枚に描かれた少女の顔の表情を見る度に、昔感じたイヤなイメージを思い出すので、ついには、外した。
それが、奈良美智さんの作品でした。
きっと、そこにも私にとって未知の価値観があるのでしょう。

その感覚を意識してみると、ちょっとおもしろい。

いや ちょっとじゃなくて かなり おもしろい。

ちょっと…

芋虫

この子は、綺麗になるだろう。

ちょっと、不気味。
心引かれる違和感。

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