日本画|外山 真起子/Makiko TOYAMA Makonekoの、あのね(86)

外山真起子

山有り山有りそして谷に凹

2016/01/20

N松さんの絵が好きです。

形に囚われずに、色や線、時には文字で表される作品は、見る側の私に自由を与えてくれるのです。
これが正しいとか、絵とはこういうものだとか、押しつけもなく優しいのです。

そんなN松さんとお話をすることがありました。

自由に伸び伸びした気持ちで描かれているかと思えば、そうでもなく、制作中には沢山の迷いに突き当たるそうです。
時には、
 「分からない」と言われたり、素通りされたり…
自分の表現に、不安を感じることさえあるようです。

分かります。私もそんな気持ちになることがあります。
頭の中では、すべての人に理解されなくてもいいと思っていても、心に傷が…なんてこと、あります。

あ~そこのところ同じなんだな。

人のことだと、そんなこと気にしないで、どんどん突き進んで、新しい作品見せて下さい。
って思うけれど、自分のこととなると、小さな山を越えるのもエイって勇気いるんです。その山越えて、また、さほどでもない山の前で立ち尽くす、ときには、谷に落ち小さな山さえ大山になる、、。


N松さんが、言っていた「簡単にこなす人は特別な才能があるんだわ」
ああ そうなんですね。
 私は、N松さんもそういう特別な才能の人かと思ってました。

そうか、私も頑張らなければ、苦労を微塵も見せず、あんなに素敵な作品が出来る人がいるのなら。


PS.N松さんには、ファンが沢山います。

登ってみた

これも山?

下から2番目が私です。

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