日本画|磯貝 洋子/Yoko ISOGAI オヨのぐだぐだ通信(84)

磯貝洋子

ホコリ濾し、膠抜き

2016/01/01

昨年のThreeSTYLES展のことや、"うんうん、そうそう"って思った話や、言いたいこと一杯あるけれど、文章表現の乏しい私にはまとめきれずに伝えられず…残念。

そこで、ホコリと絵の具の膠抜きの話をします。

絵を描いている時の私は、そこそこ神経質で、面相筆の先に付いたホコリが気になって仕方ありません。どんなに寒い時でも、セーターの上には割烹着を着ます。出来れば、セーターは着たくありません。
そんなに気にしていても、必ず穂先にホコリが付いてきます。
絵の具の入った皿にラップを掛けていてもです。
  
粗い絵の具は膠水を取り替えればホコリも流れでます。問題は細かい絵の具です。
胡粉にホコリでも入ったら、もう大変!! 膠水の取り替えにかかる沈殿と同時にホコリも沈殿…(>_<)

そこで、よい方法を発見 v(^o^)v
生ゴミ用の不織り布で濾してみました。
結果!!ジャジャ~ン!!大成功!!
ホコリは不織り布の繊維に絡まって、みごと絵の具と水分だけが濾されました。

ホコリに悩まされたら是非、試して下さい。


因みに、制作後、膠抜きした絵の具は、色別にまとめてるのですが、ここはかなりの大ざっぱ(*^_^*)です。
その絵の具は、下地の絵の具に利用します。時々、下地の絵の具は何色?って聞かれますが、「う~ん分からない」と言うのは、ごちゃ混ぜだからです。へへへ。

ホコリ濾し

すぐれもの

少量なら刻んで使用も経済的です。

膠抜き

緑の仲間

絵の具の粒子は考えず、
まず色味のみまとめる。

青の仲間

まあ、青っぽいよね。
仲間、仲間。

結局は…

ひとまとめ

緑と青、まあ似たようなものかってまとめちゃいました。
次に使う前にホコリ濾しをします。

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